アーチェリー会場だった場所(左奥に植物館が見える)

熱帯植物館の入口

植物館の入口右には花のタペストリー(来年の干支「寅」らしい)

エントランスホールのクリスマス飾り

温室に至る通路で、今年も「クリスマスを彩る植物展」が行われていました

クリスマスローズ(キンポウゲ科)
地中海沿岸に自生するハーブ。常緑で強い芳香を発し、料理や香りを楽しむほか、儀式として厳かな空間を演出する薫香として利用されてきました。聖母マリアの幼いイエスがこの茂みに身を隠した言い伝えから「マリアのバラ」の別名でも呼ばれています。
冬咲きのクレマチスです。1995年に英国で作られた品種です。咲き始めは薄いグリーンですが、次第に白色へ変化していきます。春夏が休眠期で、秋冬が生育期です。繊細な花びらと清らかなイメージから、名前が付きました。
「ジンジャークッキー」はクリスマス菓子。シナモン、ナツメグミ、アニス、クローブなど、体が温まる香辛料入りのお菓子です。生姜は優れた薬用植物であると共に、魔除けの願いも込められています。スパイスの利いた菓子はヨーロッパに多く、この時期に食べる習慣があります。
赤い萼と濃い緑の葉。別名「ニューサウスウェールズ・クリスマスブッシュ」。この植物の最盛期は夏なので花は咲いていません。クリスマス時期に合わない?いいえ。原産地オーストラリアの真夏が北半球のクリスマスシーズンなのです。この時期、花屋さんで人気の切り花です。
花が筒のように長いのが特徴です。色はピンク、オレンジ、赤、白など様々です。原産地は南アフリカ。エリカは寒さに強いイメージですが、この品種は寒さに弱く、軒下か室内で冬越しさせると長く楽しめます。
アメリカで人気のクリスマス植物。駐在メキシコ大使のポインセット氏が現地で「聖夜(ノーチェ・ブエナ)」と呼ばれる美しい花に魅了され、持ち帰り栽培したことが栽培の発祥。日本では明治時代に渡来。赤葉から猿を連想し、「猩々木」と名づけました。
西インド諸島原産の多年草。和名はホシアザミで、星形の花、アザミの様な姿から付けられました。花の形から「ベツレヘムの星」という別名がついています。この別名で呼ばれるものは他にもあります(例:オオアマナ、ハナニラ)。
日本のヒイラギはモクセイ科、西洋のヒイラギはモチノキ科で別種です。真冬でも常緑の葉を見て、ケルト人や古代ローマ人は死と再生の象徴とし、崇拝しました。キリスト教の時代となり、葉はイエスの茨の冠を、赤い実はイエスの血を象徴するようになりました。
ニュージーランド北部が原産。「ニュージーランド・クリスマスツリー」の別名もあります。ブラシ状の花が特徴。切手やワインのラベルにも、この花が描かれています。花から採れる蜂蜜は、ボフツカワハニーと呼ばれ、英国王室御用達としても有名です。
12月7日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
広々した空地が寂しいな~。また出かけてみたいものです。
信徳
真っ赤なポインセチアが暖かそうです。
台湾では背丈以上のポインセチアが露地植えになっていました。
クリスマスローズはこちらでは年内に古葉を剪定し新しい葉が出て花が咲くのが2月20日頃からです。
river
日本ではキンポウゲ科ヘレボルス属の植物をクリスマスローズと総称しますが日本だけの呼び方ですね。春に咲くのはレンテンローズですがこの呼び方は一般的ではありません。今頃咲くのは原種のニゲルだけですが家のオリエンタリス系(オリエンタリス)のものが蕾を付けています。
nobara
何だかお目目の検査みたいでチカチカしてしまいました。
遠く離れて見たらば、そのように(^o^)丿
今は🎄Xmas関係の展示になってるんですね。
クリローの季節になりますね~
我が家は環境が良くないのでだんだん、乏れていきます。
オーストラリアン・ローズマリー、大好きな花です。
綺麗に撮れましたね~
Xmasジングルベルはシルホサ?みたいな花?
我が家はお髭になっています。
これはいっぱい咲いています(万両を覆ってます)
クリスマスパレードは色が変化しますよね。
可愛いですね。
ポインセチアはXmasには欠かせませんね。
秋月夕香
こちらではまださいていません。もうそろそろとは思うのですが。
ローズマリー、注意してみたことはない小さなお花ですが、なるほどこんなお花でしたか。ショウガ~シャムの舞姫さん~こんなに可愛いお花~♫ なるほど葉っぱはよくにていますね。
メトロシデロス・エクスケルサ(フトモモ科)難しい名前ですが、ブラシの木の少し小さいのみたいですね。
可愛いです。
なおさん
僕は夢の島の熱帯植物館には行ったことがないのです。南国のクリスマスにちなんだ植物がいろいろ見られると言うのは面白いですね。企画展でクリスマスやら正月やら干支にちなむ植物を集めるというのは、植物園では良くありますよねえ。色々興味深いです。
eko
クリスマスを彩る植物も様々ありますね。冬咲きの下向きに咲くクリスマスローズは清楚で素敵ですね。河川環境楽園でもきっと咲いていると思います。
グロッバ・ウィニティ(シャムの舞姫)シベの先の星型が可愛らしいですね。
クリスマスブッシュの赤と緑が鮮やかです。オーストラリアのクリスマス(夏)の花なんですね。
日本ではクリスマスといえばポインセチア、赤だけでなく色々な色もありますね。
長さん
ここはアーチェリー場が造られる前はすり鉢型の窪地だったのです。昔は、大規模なキャンプファイヤーなんかが出来そうな地形でしたよ。
長さん
今頃になるとポインセチアの鉢植えが売られていますが、原産地メキシコや、亜熱帯では数mの樹高になりますね。
お宅では冬咲きのクリスマスローズを育てておられるのですね。
長さん
こちらは曇りで最高気温が7℃と真冬涛の寒さでした。
クリスマスは最早世界中で親しまれていますから、北半球は真夏の時期になりますね。ですから、日本人には馴染みがない植物もクリスマスを彩るわけです。
長さん
花のタペストリー、柄が大まかすぎて、何の動物か分りませんよね。
1月末くらいから冬咲きのクリスマスローズが咲き始めるでしょうね。来年2月に池袋サンシャインで「クリスマスローズの世界展」の開催が決まったので、見に行ってみたいと思います。
オーストラリアンローズマリー、ここの屋上で撮ったものです。
クリスマス・ジングルベルは冬咲きのシルホサで鵜。花が痛んでいて、残念でした。
日本のクリスマスではポインセチアが真っ先に思い浮かぶくらいですね、
長さん
このローズマリーの花はオーストラリア産のもので、日本でよく見かけるものとは品種が異なり、花の感じも色合いも異なります。
シャムの舞姫は黄色いところが花です。ちょっと変わっていますね。
ブラシノキもフトモモ科なので、花の感じはちょっと共通点があります。
長さん
都営のアーチェリー場として利用するらしいですが、その予定がないときは草地として開放されるようです。
クリスマスは真夏の国もあるので、色々な植物がクリスマスに飾られるのですね。
正月に因む植物は色々ありそうですが、干支となると動物もありますからねー。
長さん
アーチェリー場になった場所は、以前、すり鉢状の窪地で、あまり活用されていませんでした。今後はアーチェリー場として使わない日は公開草地になるようです。
下向きに咲くクレア治す、本来は白い花ですが、これは痛んでいました。
グロッパは変わった花が咲きますね。どんな昆虫がやってくるのでしょう。
日本人にとっては「真夏のクリスマス」というのはちょっと想像がつきませんよね。
うふふ
植物館が立ち入り禁止だったとは、コロナのせいだけではなかったのですね。
花のタペストリーは寅ですか。
目を細めて見ると、そうかなぁと分かります(笑)
クリスマスに因んだ植物はいろいろあるものですね。
由来を知るとますます興味深く感じます。
長さん
植物館は夢の島公園の北東隅にあり、どうしてもオリンピック会場となった地域を通り抜けなければならないので、東京都もやむを得ない処置だったのです。
花のタペストリー、ちょっと分かり難いですね。
世界各地のクリスマスにまつわる植物を集めてみることは興味深い企画ですね。
月奏曲
更地にして何かまた作るんですかねぇ?モニュメント的ななにかって作っても最近維持できない場面多いですしねぇ…
あ~この時期の企画やってますねぇw
生姜?と思ったけどジンジャー系のお菓子とかホットワインに入れたりとかあっちじゃ生姜大活躍でしたねw
まぁこっちでも生姜入り葛湯とか…私好きなんだけど最近は飲まないかw
すーちん
ポインセチア
大株に育てたことありますが
赤くするのは大変でしたー^^
長さん
東京都はアーチェリー場として残すらしいです。使用しないときは自由に立ち入れるようにする方針とのことです。
日本のクリスマスの場合はポインセチアやシクラメンを思い浮かべますが、世界では色々な植物が使われているのですね、
長さん
ポインセチアは鉢植えでも樹高60cm位になるようですね。紅くするには日に当てないといけないのかな。
ロシアンブルー
何年か前に12月になるとローズマリーの枝が延びてしま
い、処分のために友達にローズマリーリースを作ること
楽しく作り香りも良くクリスマスシーズンに重宝でした。
クリスマスブッシュ、真っ赤な花ですね~。
長さん
花のタペストリーは小菊のようですね。
ローズマリーは挿し木で増えますから、伸びすぎた枝をお裾分けするのも有りですね。
クリスマスブッシュの花は実物を見たことがないのですが、派手な色合いですね。