くらしの植物苑にて(2) 古典菊の色々(その2) 嵯峨菊②、伊勢菊 & 食用菊

 11月12日、佐倉市にある国立歴史民俗博物館のくらしの植物苑に古典菊などを見に行ってきました。
 今回の前半は嵯峨菊の続きで、くらしの植物苑で作出した嵯峨菊を紹介します。そして、後半は、伊勢菊の紹介です。


黄金のかがやき(歴嵯-2)
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歴嵯-3(実生)
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錦糸卵(歴嵯-4)
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佐倉の彗星(歴嵯-5)
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愛の点滅(歴嵯-6)
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歴嵯ー14
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歴嵯ー18
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 ここからは伊勢菊の紹介ですが、まだ開花していないものが多かったのは残念。

伊勢菊の展示の様子
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伊勢菊とは(苑のリーフレットから引用)
 花弁が細く、先が垂れるように咲く「垂咲」が特徴です。伊勢神宮の斎王や、彼女に使える女房たちが京の都を懐かしんで取り寄せた嵯峨菊が基本になったとも言われていますが、「垂咲」は、江戸時代に改良されて出来たとされています。

紅玉(こうぎょく)
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桜吹雪(さくらふぶき)
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暁紅(ぎょうこう)
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陽春(ようしゅん)
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歴伊-1
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歴伊-14(試作中)
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 以下は、古典菊ではなく、食用菊です。
 食用菊は、現在では北関東以北、新潟県中越地方以北、東北地方各地(特に、山形、新潟、青森、秋田、岩手の各県)の栽培が多い。ひたし物、酢の物、天ぷらなどの料理法があるそうです。


‘もってのほか’
 独特の風味と味の良さ、美しさから、「食用菊の王様」と呼ばれている。正式には「延命楽(えんめいらく)」という名の品種だが、「もってのほか」「もって菊」という愛称で広く知られおり、この一風変わった名前の由来は、「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」だとか、「もってのほか(思っていたよりもずっと)おいしい」と言ったからだ、と言われている
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‘阿房宮’(あぼうきゅう)
青森県の有名品種。この菊の生花を蒸して乾燥させた
「菊のり」は、寒冷地の貯蔵食品としても珍重される
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 2022年11月12日撮影。

 次回は、丁字菊や江戸菊を紹介します。
(つづく)

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この記事へのコメント

  • 信徳

    昨日は「嵯峨菊とは」の処を読まずにコメントしてしまい、後でしまった!と思いました。今日は反省し「伊勢菊とは」を読んでからコメントしています。嵯峨菊の先端がモニャモニャとしたイメージですね。嵯峨菊の改良版で納得です。
    子供の頃は食用菊を食べていました。主に酢のものでした。天ぷらの記憶は有りません。今ではトンと食べられません。懐かしい菊の香りの酢のものが偶には食べたいものです。
    2022年11月24日 14:13
  • river

    伊勢菊は長く花弁が垂れ下がるものが多く伊勢ナデシコに通じるものがあります。嵯峨菊が七五三作りで仕立てるのに対してこちらは箒作りで仕立てられることが多いです。
    食用菊は「もってのほか」「阿房宮」ともに苗をいただいて育てたことがあります。ところが当地には菊を食べる風習がなくやめにしました。
    2022年11月24日 14:31
  • eko

    嵯峨菊は花びらが真っ直ぐなものとモジャモジャのものと両方あるんですね。どちらも素敵です。
    伊勢菊は嵯峨菊の改良されたものなんですね。花びらのモジャモジャが嵯峨菊よりもっと乱れていますね。
    食用菊は食べる習慣がありません。綺麗な花ですね。食べるにはもったいない気がします。
    2022年11月24日 18:20
  • なおさん

     嵯峨天皇というと、小野篁の「無悪善」の逸話くらいしか知らないのですが、嵯峨菊もいろいろあるものですねえ。
     伊勢菊の方は、伊勢撫子もそうですが、花が垂れるというのが特徴のようですね。

     前記事にもコメントしましたが、今回山形の米沢、小国の道の駅でももってのほかの花をたくさん売っているのを見ましたし、食事にも酢の物が出ました。
    2022年11月24日 18:56
  • 無門

    こんにちは

    まるで花火のような
    華やかな菊ですね
    まだまだ変化するのでしょうね
    2022年11月24日 19:05
  • 無名子

    こんばんは!
    古典菊、素敵な物が多いです。錦糸卵、食べたく成ります。
    伊勢菊んの桜吹雪も良く見ると納得の名前ですね。
    いぜん、我が家の庭でも「もってのほか」と「阿房宮」の
    両方を鑑賞と食用を兼ねて育てていました、
    どちらも綺麗で美味しいです (^o^)
    2022年11月24日 19:10
  • イッシー

    嵯峨ほかに伊勢まであるんですね!
    花がすごくきれいですし趣ありますね~。次も楽しみです。
    2022年11月24日 19:26
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    嵯峨菊と伊勢菊、どちらも花弁が細いので、素人目にも同じ系統と分りますよ。
    食用菊は食べたことがないですが、刺身のツマに着いてくる小菊なら食べたことがあります。刺身も血糖値が上がったことがあるので、今は殆ど食べられません。
    2022年11月24日 21:02
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    伊勢ナデシコというのは実物を見たことが無いので、ネットの画像を見ました。なるほど、花弁の先端が長く伸びて垂れていますね。面白いです。
    食用菊を育てましたか。私のウォーキング範囲では1軒だけなので、やはり、千葉県でも食べる習慣がないようです。スーパーでも見たことが無いです。
    2022年11月24日 21:09
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    嵯峨菊は多分真っ直ぐなものが基本で、その変化系が花弁が乱れるタイプなんでしょうね。伊勢菊の場合は、江戸時代に「改良」されたと書かれていました。
    食用菊、関東地方でも食べる習慣はないようで、スーパーに並んでいるのを見たことが無いです。
    2022年11月24日 21:16
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    嵯峨菊は花弁が細いですから、その系統を受け継いだ伊勢菊も細い花弁ですね。伊勢ナデシコは実物に出会っていませんが、花弁の先端がかなり長く垂れていますね。伊勢の人は垂れるのがお好みなんですかねー。
    食用菊は東北地方で生産が多いそうなので、やはり小国の宿屋の食事で出ましたか。
    2022年11月24日 21:22
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    古典菊は長い間、日本の文化として受け継がれてきたものなので、これ以上変化をさせないで後世に伝えていってもらいたいものです。
    2022年11月24日 21:25
  • 長さん

    無名子さん、コメントありがとうございます。
    ‘錦糸卵’は、その名の通り、料理屋さんで出る細い錦糸卵を連想させますね。
    ‘桜吹雪’は花色が良いですよね。‘陽春’も同じタイプですが、咲き始めで、花央が見えないのが残念。
    もってのほかや阿房宮を育てていらっしゃいましたか。一度食べてみたいものです。
    2022年11月24日 21:34
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    伊勢菊は嵯峨菊を基に改良(変化)させたものだそうです。
    今回はTAMRONのマクロズームでしたが、フルサイズカメラでもあり、きれいに撮れました。
    2022年11月24日 21:37
  • yoppy702

    嵯峨菊の続き、やっぱり、独特の姿で、とっても惹かれましたが、伊勢菊を見て、さらに惹かれました。
    花弁にビックリです。
    よう、こんなんが作れましたね!
    「垂咲」が特徴と、ご説明頂いてますが、これ程とは…
    「花弁が細く」とも書かれてますが、「歴伊-1」の花弁、かなり細そうですね。
    それに、これ、メッチャ綺麗や。

    食用菊の展示って初めて見ましたし、展示する事があるなんて知りませんでした。
    このコ達、晴れ舞台を得て、きっと喜んでるでしょうね。(^^ゞ
    2022年11月25日 00:28
  • すーちん

    おはようございます
    お店で伊勢菊余りと言うか
    見れませんねー
    嵯峨菊を改良したんですね
    2022年11月25日 08:33
  • 長さん

    yoppy702さん、コメントありがとうございます。
    伊勢菊は嵯峨菊を改良したものですから、より美しさを見座したものなのでしょうね。作れるというか、自然に出来たものを選抜して、それぞれを更に交配させたのでしょう。伊勢はナデシコなんかもそうですが、垂れる花弁が好まれる地方なんですかね。
    食用菊、東北地方ではお馴染みですが、関西では珍しいでしょうね。
    2022年11月25日 09:36
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    古典菊は花屋さんやホームセンターの園芸コーナーでも見たことはありません。通販なら入手できるようです。伊勢の人は、伊勢ナデシコもそうですが、垂れ咲きがお好みのようです。
    2022年11月25日 09:37
  • 夕菅

    愛知県に居た時、佐倉へは川村記念美術館へ行った事があります。JRで行った覚えですが遠かった!
    今回は車で3時間、渋滞では大変でしたね。
    嵯峨菊といえば大覚寺、嵯峨天皇の時代からもう1200年もこの菊を栽培し続けているということでしょうか!
    鉢植えの菊を育てた事がありませんが、大輪より嵯峨菊の方が好きです。
    2022年11月25日 10:52
  • ジュン

    嵯峨菊には真っすぐな花びらと
    くちゃくしゃな感じのとあるのですね
    知らなかったです
    綺麗な菊のお花です
    食用菊・・・・
    何となく食べられないのです
    2022年11月25日 11:01
  • 長さん

    夕菅さん、コメントありがとうございます。
    愛知県から川村記念美術館ですか。遠路はるばるご苦労さまでした。ここは2009年に行ったことがあります。確か、新聞販売店で入館券をもらったのがきっかけだったような。庭園も勿論見ましたよ。
    嵯峨菊、長年の伝統がこの花を守り続けてきたんですね。
    2022年11月25日 18:00
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    嵯峨菊は真っ直ぐな花弁の花が基本で、乱れた花弁のものはその変化形なんでしょうね。
    食用菊、東北ではお馴染みですが、関東では食べる習慣がないですね。
    2022年11月25日 18:03
  • コスモス

    嵯峨菊は華やかさがあり、素敵な名前が付いていますね。
    錦糸玉はそっくりですね。
    食用菊の酢の物を食べたような気がします。
    2022年11月26日 10:39
  • 長さん

    コスモスさん、コメントありがとうございます。
    今回の嵯峨菊は。このくらしの植物苑で新たに造られたものです。記号の他に銘が付いているものは、後世に伝えられていくでしょう。
    錦糸卵、これだけ細く切るのは大変そう(笑)。
    食用菊、関東では食べる習慣がないですね。
    2022年11月26日 14:57