東屋の裏側にはサザンカの色々が展示されていたので、それらを先に紹介します。今回はサザンカのうち、サザンカ群に分類された品種です。
サザンカ群の特徴(掲出のプレートから引用)
秋から冬にかけて、一重~二重の花を咲かせます。大輪花も多く、また、「江戸サザンカ」の代表的なものも、この品種群の仲間です。
生態、形態的には、サザンカの自生種に近いグループで、樹形も自生種に似て、多くは立性です。
開花期:10~12月、花色:白~紅、ぼかし(白が基本)、大きさ:小輪~
大輪、花弁:一重~半八重(雄蘂弁化なし)、花の香り:強い、萼苞:開
花期には落下、葉の大きさ:小型~中型、樹形:多くは立性
曙絞(あけぼのしぼり)

池上紅(いけがみこう)

朝日鶴(あさひづる)

色も香も(いろもかも) 肥後サザンカ

見驚(けんきょう) 江戸サザンカ

怪童丸(かいどうまる)

七福神(しちふくじん)

銀月(ぎんげつ) 肥後サザンカ

クリムソンキング

雪山(せつざん)

慶雲(けいうん)

羽衣(はごろも)

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古典菊は、これまでに嵯峨菊、江戸菊、奥州菊、肥後菊、丁字菊を紹介しましたが、今回は残りの伊勢菊を取り上げます。
伊勢菊とは(苑のリーフレットから引用)
花弁が細く、先が垂れるように咲く「垂咲」が特徴です。伊勢神宮の斎王や、彼女に使える女房たちが京の都を懐かしんで取り寄せた嵯峨菊が基本になったとも言われていますが、「垂咲」は、江戸時代に改良されて出来たとされています。
11月24日撮影。
次回はカンツバキ群のサザンカを紹介します。
(つつく)
この記事へのコメント
信徳
払子のように垂れ下がった処などそっくりです。両方を混ぜて見たらどれがどれか分かりません。
サザンカもいろいろ有りますね、サザンカ群のほかカンツバキ群も有るんですか。
river
グランドマザー2
どの花もきれいですが 曙は目に残りますね
クリムソンキングの名前がついてるのは外国の方の命名でしょうかね
伊勢菊 花弁が細いのですね 細い花ビラがたくさん集まってひとつの花になる何か勢いみたいなものを感じます
秋月夕香
菊は嵯峨菊が元の花のでしたか。そういえばにていますね。
でもこれだけ多くの品種を生み出すのもとても大変そうです。
突然変異などもあるのでしょうか。
eko
伊勢菊は嵯峨菊が基本になっているんですか。伊勢菊と嵯峨菊を並べたら見分けがつきません。どの花も素敵ですね。
イッシー
寒い時期に咲く花はけなげですよね。
なおさん
伊勢菊も繊細な風情で、女性が好みそうな雰囲気ですね。
はるる
これも名前と比べると、なるほどと思います。
伊勢菊も繊細な花ですね。
いろいろなご苦労があって、作られたのでしょうね。
きれいなものですね。
nobara
ケンキョウは梅にもありますよね。
驚くほど、綺麗って事なんですね。
銀月、肥後系かとすぐに思いました(^o^)丿
伊勢菊もエドギクに似てるようなですね。
試作中の品種はいかにも伊勢っぽいですね。
うふふ
江戸時代はずいぶんいろいろなものが作り出されていたのですね。
刀を差した武士がお花を栽培していたとは、なんとなく微笑ましいです。
伊勢菊は嵯峨菊が基本と伺って納得、かなり似た部分がありますね。
月奏曲
慶雲と羽衣がサザンカらしい良さが出てます
暁紅、すごいなw
長さん
伊勢菊のルーツは嵯峨菊だそうですから、似ていて当然です。垂れ咲きは江戸時代に改良されたものだそうですが、最近は伊勢菊の垂れ咲きも出来ているそうです。
サザンカは大きく分けて4つのケイトウがあります。その辺りは、riverさんがコメントでお書きになっておられます。
長さん
サザンカの分類は次回に書こうと思っていたのですが、ご紹介頂きありがとうございます。
サザンカ群は一重の花が多いので、分りやすいですね。
長さん
鉢植えのサザンカですが、綺麗な花を選んで撮りました。クリムソンキングは海外で改良されたものらしいです、詳細が分りません。
伊勢菊は花弁の細い嵯峨菊を基にして作られているので、似たような姿になりますね。
長さん
サザンカは4系統合って、品種数はかなりの数になります。これも長い歴史があるので、徐々に品種臭が増えていったのですね。サザンカの場合は交配が多いようですよ。
長さん
サザンカは4つのグループに分類できるそうです。
カタカナ名のものは海外で作出されたものですが、詳細が分りませんでした。
伊勢菊は嵯峨菊が元になっているので、名札無しで一緒に並べてあったら見分けは難しいでしょうね。
長さん
2枚目のサザンカとは曙絞の写真でしょうか。
今回の品種はサザンカの中でも年内に咲き出すものですが、ハルサザンカ群に分類される品種はもっとサムなってから咲き始めます。
長さん
サザンカ群の花は一重が多いので、なおさんのお好みに合いますでしょうか。サザンカは香りがあるのですが、撮影中は香りを見る余裕がなかったです。
伊勢菊はなよなよっと咲いている様子が良いですね。
長さん
くらしの植物苑では11月30日からサザンカ展を開催中ですが、約140品種のサザンカが展示されているそうなので、サザンカ群もこれらの倍以上の品種が展示されるようです。
伊勢菊は嵯峨菊を基にして作られそうですが、江戸時代にブームになったそうなので、多くの人々が改良に取組んだ結果なのでしょうね。
長さん
見驚は梅が有名ですよね。あまりにも大きな花なので驚いたとか。サザンカの方は名の由来が分りませんが、多分仰る通りでしょう。
肥後サザンカも品種が色々ありそうですね。
伊勢菊は嵯峨菊が元になっているので、花弁が細いのだそうです。
長さん
江戸時代は武士階級に加えて、庶民も菊などを栽培するようになったので、一気にブームになったようです。
伊勢菊と嵯峨菊が混ぜて展示してあったら、見分けが難しいでしょうね。
長さん
サザンカのお好みは慶雲や羽衣ですか。私の場合は曙絞かな。
暁紅は花色が変化するらしいです。
すーちん
皇室に関する菊
だけあって
品格がありますねー^^
ロシアンブルー
香りがあるとは知りませんでしたが、どんな香りがする
のでしょうね。
伊勢菊と嵯峨菊とよく似ていますね。
垂れ咲が華やかに見えます、桜吹雪なんて名前も素敵
ですね。
長さん
伊勢菊は嵯峨菊を基に作られたと言うことなので、花弁の細いところはそれを受け継いでいますね。
長さん
サザンカ、お近くでも咲いていると思いますから、散歩の時の香りを確かめると良いですね。
伊勢菊は嵯峨菊がルーツだけに、良く似ていますね。桜吹雪とは良い名前をもらいました。