午後2時半頃、温室に到着しました。洋蘭展は12月5日に終了していますが、ここで栽培されているランが展示されているのではないかとの期待して入りました。
温室に入ると、白い苞のブーゲンビリアがお出迎え

ウナヅキヒメフヨウは定番展示

アシスタシア・ガンゲティカ
キツネノマゴ科アシスタシア属の常緑小低木
マレー半島からインド、アフリカに分布。別名:セキドウサクラソウ
花弁は白~淡い黄色(下側の花弁に紫の斑が入るものもある)、藤色~紫色

このコエビソウの花は赤茶色の斑が先端まである

オスモキシロン・リネアレ
ウコギ科オスモキシロン属の常緑小低木。マレーシア原産
雌雄異花同株(一つの花序に雄花と雌花が咲く)で、雌性先熟型。つまり、
雌花が先に咲いて、ほかの株の花粉をもらい、実になり始めるころ雄花が咲く
という面白い性質で、オ・モ・シ・ロの文字が属名の中に隠れている

↑ 白いのは雄花のつぼみ、黒いのは実 ↓ 開花した雄花を初めて見た

ストレプトカーパス・パリティフロルス
イワタバコ 科ストレプトカーパス属の多年草。アフリカ原産
ストレプトカーパスの原種。花径は1cmほど

木立チョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)

ツンベルギア・フォーゲリアナ
キツネノマゴ科ツンベルギア属のつる性常緑小低木。熱帯アフリカ西部原産
花径は5cm位。コダチヤハズカズラ(木立矢筈葛)に良く似ている

新宿御苑のランコレクションから
パフィオペディルム・インシグネ
Paphiopedilum insigne
インド・アッサムに分布する、パフィオペディルムの代表的な原種
この個体はリップが上に反っている

パフィオペディルム・インシグネ ‘コマンダー イン チーフ’
Paphiopedilum insigne 'Commander in Chief'

パフィオペディルム・インシグネ・サンデレー
Paphiopedilum insigne var. sandera。 インシグネの変種
インド北東部、バングラデシュ、ヒマラヤの標高1000m~2000mの
石灰岩地帯に生える。1914年の同苑の栽培植物目録に掲載されている

バルボフィラム・ロンギフロラム
Bulbophyllum longiflorum
アメリカを除く熱帯地方に広く自生する着生種
バルボフィラムの中では見てくれが良い方

デンドロキラム・フォルモサヌム
Dendrochilum formosanum 台湾の高地(500~800m)に分布する
和名はホザキヒトツバラン(穂咲一つ葉蘭)


マキシラリア・ルフェセンス
Maxillaria rufescens
南米の標高200~2000mの熱帯林に着生する。花径は3~4cm

デンドロビウム・クレピディフェルム
Dendrobium crepidiferum
原産はインドネシアのスラウェシ島。花径は4.5cm位

(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
初めて見るような気がします。
11月14日行ったときにもあったのかな?。
長さん
面白い植物がありますね。これは、通路から温室に入って、右手奥に伸びる観賞路の一番奥、左手に展示してあります。草丈がまだ低いです。
無門
オスモキシロン・リネアレ
おもしろ草の本質は
熱帯ならではの性質ですね
四季のある所では
咲き遅れてしまいますね
なおさん
新宿駅の混雑ぶりには、コロナが騒ぎになる前からあまり寄りつきたくない雰囲気ですが、そこをガマンして御苑までくるとほっとひと息つけますね。
ラン栽培の歴史は御苑はスゴイですから、いろいろなものが見られて良いですね。
river
展示会とは違う雰囲気の自然な雰囲気のランが見られますね。
eko
ランの花も様々な種類が咲いて見応えがありますね。
nobara
アシスタシアも可愛いですね☆彡
オスモキシロン・リネアレ、面白いです。
こんな?ストレプトカーパス、初めてみました\(◎o◎)/
ランがバックヤードからお出まし@@でしたか。
みんな、新鮮で美しいですね。
長さん
オスモキシロンの様な雌性先熟型の植物は熱帯に限ったことではなく、日本でもイネ科、カヤツリグサ科、サトイモ科、モクレン、ハスなどの例があります。
長さん
いかんせん、ここは展示スペースが少ないのが難点ですね。それでも、展示替えなどの努力がされているようです。北側のバックヤードスペースを展示室に帰れば良いのに、と思います。
平日の午後、人出が少ない時間帯を狙って見に行きました。
ここは明治16年からラン栽培が始まっているので、日本では先駆者ですね。
長さん
オスモキシロン・リネアレはいつも1枚目のような姿しか見たことがなかったのですが、今回は雄花が咲いていて良かったです。
ここは明治時代からラン栽培が行われているので、割合古い品種も見る事が出来ます。
長さん
オスモキシロンの学名はラテン語ですから、オ・モ・シ・ロが入っているのは偶然の一致ですが、面白いですよね。
ここにはランが多数栽培されているのですが、展示スペースが少ないのが難点です。
長さん
ブーゲンビリアの白は苞も花も白なので、清楚な感じがします。
オスモキシロン、学名にも偶然オ・モ・シ・ロが入っているなんて奇跡みたいなものです。
ストレプトカーパス・パリティフロルス、私も初めて見ました。国内で展示しているのは多分ここだけだと思います。
ランは多くの種類が栽培されているのですが、ここは展示スペースが少ないのが残念です。
月奏曲
ランも結構種類あって…と思ったら昔はここで盛んだったのか…
うふふ
楽しそうですね。
オスモキシロン・リネアレの面白い性格を見て、日本人が付けた
名前ではないのでしょう?
名前の中にオモシロを見つけた方、すごいですよね。
すーちん
白のブーゲンビリアすてきですねー
コエビソウも妙味ある色合いですね
長さん
温室は新しいですが、展示スペースがそれほどでもないのが難点ですかね。
ラン栽培は、日本では先駆者的な役割で、収集品種も多いです。
長さん
ここの温室に入ったことはないですか。それは勿体ない。
オスモキシロンの学名は、ギリシャ語のosme(香り匂い)とxylon(木材)の合成語だそうです。オモシロがその順番に入っているなんて、全くの偶然で、奇跡みたい(笑)。
長さん
白のブーゲンビリアは爽やかな感じがしますよね。
コエビソウの苞の色は濃淡があるのですが、下の花弁の全てに斑が入っているのは初めて見ました。
ロシアンブルー
新宿御苑の温室はランが必ず展示されているので魅力で
すよね。
オスモキシロン・リネアル、始めて見ました、黒い実
と一緒に花が咲いて珍しい、面白いですね。
長さん
白い苞のブーゲンビリアも良いものですね。
新宿御苑はラン栽培では日本の魁となった歴史があります。
オスモキシロン、たくさん生えていないと、この戦略は成り立ちませんね。
はるる
温室は花盛りですね。
普段、見られないような植物があり、楽しいです。
ブーゲンビリア、白は見てみたいです。
長さん
温室はイルでも花を見る事が出来るので、ありがたい存在です。ブーゲンビリアの白は、ウォーキングでは見つかりそうで見つからない品種です。