世界らん展日本大賞2020(2) 特別展示「至宝の蘭」 & 個別部門の優秀作品(奨励賞) & フラワーアアーティストの世界

2月15日、東京ドームで開催中の「世界らん展日本大賞2020~花と緑の祭典~」を見に行ってきました。
 今回は個別部門・優秀作品の紹介の2回目、奨励賞の作品ですが、その前に、「30周年記念特別展示」の「至宝の蘭」を紹介します。


富貴蘭 豆葉縞「粋月(スイゲツ)
Vanda falcata 'Suigetsu'
IMG_1871.JPG
(説明パネルから)元禄時代、当時は高価な為、富貴な人しか楽しむことが出来ず、富貴蘭と呼ばれていたと言われています。400年の歴史を経て、現在では500種類以上の富貴蘭がありますが、「豆葉の縞」は個体数が少ない上に、縞は継続しにくい性質があります。
 展示されている富貴蘭のように綺麗な豆葉に縞の株立ちはまさに現代の富貴蘭の宝物「至宝の蘭」と言えるでしょう。評価額:200万円。


韓国春蘭 チャボ性豆ベタ舌水彩花 「円紅舌(エンコウゼツ)
Cym. goeringii 'Enkouzetsu'
IMG_1874_1.jpg
(説明パネルから)韓国で2017年に個体登録された韓国原産の春蘭で、一般的な春蘭よりも小さな株で花を咲かせます。この個体の最大の魅力は、花型が豆のように丸く(丸弁)、芯弁と呼ばれるリップが赤黒く染まり(ベタ舌)、花弁も特徴的な模様(水彩花)であることです。これらの三芸品を併せ持つ春蘭は世界でも大変希少で、まさに「至宝の蘭」と呼ぶに相応しい個体です。評価額:1200万円。(花はパネルから)

パフィオペディラム ゴールデン ヒーロー「レイワ」
Paph. Golden Hero 'Reiwa'
IMG_1878.JPG
(説明パネルから)今までにない大きさと鮮やかな緑の色合い、そして丸い花形が特徴の最新交配種の選抜個体です。非常に趣旨が採取しにくく、難しい交配に成功したということも、この花の価値を増しています。この個体は花がとても大きく、交配種の理想とされる円形に近い花形をしています。花弁が力強く展開し丸い輪郭を描き、芯弁は丸く美しい形をしています。100年以上に渡りパフィオペディラムを愛する人々の手によって交配育種されてきた整形花というジャンルに、この品種は今までの交配にない大きさと色合いの花を誕生させました。評価額:250万円。


以下は、個別部門の優秀作品(全て奨励賞を獲得したもの)

シンビジューム ゴエリンギー(春蘭)‘守門山(スモンザン)

Cym. goeringii 'Sumonzan'
宮崎 勝久(富山県)
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シンビジューム ワダエ ‘トウキョウシ ティー’
Cym. wadae 'Tokyo City'
山口 直己(愛知県・山直園芸)
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リンコレリオカトレア レベンクライス ‘ユキ ドリーミリィ’
Rlc. Lebenkreis 'Yuki Dreamily'
原 幸康(群馬県)
IMG_1742.JPG

シンビジューム ゴエリンギー(春蘭) ‘令和の月(レイワノツキ)
Cym. goerintii 'Reiwa no Tsuki'
平野 綏(千葉県)
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マスデバリア アヤバカナ ‘ミナミ’
Masd. ayabacana 'Minami'
南本 修二(岡山県)
IMG_1760.JPG

デンドロビューム ホワイト メモリー ‘チアーズ’
Den. White Memory 'Cheers'
山本 博文(岡山県・山本デンドロビューム園)
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バルボフィラム サイアメンセ ‘フロック’
Bulb. siamense 'Flock'
神保 康紀(群馬県)
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カトレア ルデマニアナ セルレア ‘コハル’
C. lueddemanniana fma. coerulea 'Koharu'
長谷川 敏夫(埼玉県)
IMG_1780.JPG

 次回はトロフィー賞の作品を紹介します。


 今年も、「フラワーアーティストの世界」と題して、昨年同様、お二人の作品が展示されました。


華道家 假屋崎省吾 「優美秀令」
 今回のテーマは「祝」だそうで、天皇の退位と即位と、それに伴う「令和」の元号、今年のオリンピック・パラリンピック、そして30回目の世界らん展を祝うもの。赤白をベースカラーに蘭と着物を組み合わせ、大きな祝の扇をイメージした。
IMG_1444.JPG

花創作家 志穂美悦子 「= 動脈 =」
花は物を言わないで ただ黙っている
花の気持ちにより添えば 咲いてる命の動脈が 私の耳に聞こえてくる
花よ、私は風になりたい あなたの想いを届けたい
IMG_1265.JPG
 2月14日撮影。
(つづく)

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この記事へのコメント

  • mina

    こんにちわ
    「30周年記念特別展示」素敵ですね
    假屋崎省吾さんや志穂美悦子さんの
    作品も展示されているんですね
    2020年02月17日 17:03
  • river

    昨日、NHKのBSでらん展の紹介がありました。「至宝の蘭」の「円紅舌」が1200万円ですがこれだけ出しても欲しい人は欲しいのでしょうね。私とは別次元の世界です。
    神保康紀・千津子夫妻は今年も頑張りましたが昨年を上回ることはできませんでした。原 幸康氏はこれまで最高の賞でした。
    水曜日に出かける予定ですが高齢者は無用な外出を控えるようにと言われて躊躇しています。
    2020年02月17日 17:25
  • nobara

    富貴蘭 豆葉縞「粋月」葉っぱだけでも見ごたえありますね。
    葉が短くてしかも縞模様で可愛いですね
    根っこはこんなに見せるように仕立てるモノなんですか。
    キャホー 200万とな\(◎o◎)/びっくりです。
    韓国春蘭 チャボ性豆ベタ舌水彩花に至っては1200万円ですか。
    素晴らしいとは思いますが私には豚に真珠?でしょうか(笑)
    シュンランもなかなかどうして侮れませんね。
    私は楚々としたシュンラン好きですね。
    2020年02月17日 18:17
  • 信徳

    半世紀前はサツキなどで200万、500万など
    騒がれた時代、今はランに代っているのでしょうか?
    凄いですね。
    また半世紀もすれば時代が変わって好みも変わる
    のでしょう。
    兎に角素敵なランばかりで驚いています。
    2020年02月17日 19:47
  • 月奏曲

    なんか地味な…と思ったら値段が地味じゃなかった(-_-;)
    2020年02月17日 20:33
  • なおさん

     お宝とも言えるようなランはやはり東洋ランということになってしまうのですかねえ。下々の者には並品をさりげなく楽しむ、というのがお似合いですね。

     志穂美悦子さんのは竜に見えますね。
    2020年02月17日 22:09
  • 長さん

    minaさん、コメントありがとうございます。
    30周年記念特別展示はまさにお宝と言って良いランですね。枯らしたら大変です。
    假屋崎さんと志穂美さん、このところ毎回展示が続いています。
    2020年02月17日 22:16
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    NHKのBSで紹介されましたか。今回は見はぐってしまいました。
    説明によると「円紅舌」は珍品と言うことですね。それにしても1200万円とはビックリです。
    今回は常連さんでも無印になっていたりして、かなりレベルが高いような感じを受けました。
    マスクに薄い手袋で出かけられたら良いと思いますよ。
    2020年02月17日 22:22
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    若いカップルが富貴蘭や韓国春蘭を見て「花が咲いていないわ」と素通りしました。説明を最後まで読んだら金額にきっとビックリしたでしょうが・・・。富貴蘭は根の回りに水苔をこんもり巻いているようです。
    私たちがもし育てるとしたら、丈夫な普通の春蘭で十分ですよね。
    2020年02月17日 22:29
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    この富貴蘭や韓国春蘭、パフィオペディラムは特別でしょうね。会場内の業者のブースで売られている蘭は高くても数万円でした。蘭栽培の素人は1株1000円程度のもので十分楽しめます。
    2020年02月17日 22:33
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    金額を見て目玉が飛び出しませんでしたか?(笑)。
    2020年02月17日 22:34
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    洋ランで4桁万円するような物は恐らくないでしょうね。我が家で育てている洋ランはプレゼント品か1株1000円程度で買ったものです。
    志穂美悦子さんの作品は流木を組み合わせて、それに蘭などをあしらっていますが、確かに竜が頭を持ち上げているように見えますね。
    2020年02月17日 22:38
  • うふふ

    特別展示の蘭はお値段も特別ですね。
    見る目のない私は、目玉が飛び出ました。
    シンビジュームやデンドロビュームを見てホッとしました(笑)
    2020年02月17日 22:41
  • eko

    特別展示「至宝の蘭」こんな希少な蘭もあるんですね。評価額を見てまたビックリ、別世界の話のようです。
    カトレアの花が綺麗ですね。普通に美しいランを見ている方が安心できます。
    假屋崎さん、志穂美さんの作品は素敵ですね。
    2020年02月17日 22:58
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    特別展示の韓国春蘭、最後に書いていある金額を見たらビックリしましたよ。和文の下に英文が書いてあって、その下に金額がさり気なく書かれていました。
    洋ランはせいぜい3桁止まりで、そんなに高い物は恐らくないと思います。
    2020年02月17日 22:58
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    東洋蘭は洋ランより高いとは聞いていましたが、その桁を見てびっくりしてしまいました。万一、枯らしてしまったらと思うと、プロの方も手を引っ込めちゃうんじゃないですかねー。
    假屋崎省吾さんと志穂美悦子さん、今年もスケールの大きな作品でした。
    2020年02月17日 23:06
  • イッシー

    特別展示は見なかったかも(苦笑)
    くまなく回ったつもりだったんだけど。。
    やっぱりラン展はいいですね~。
    2020年02月18日 07:34
  • すーちん

    おはようございます
    花より先に評価額に
    目が行ってしまいますー
    ダメですねー^^
    2020年02月18日 08:45
  • 秋月夕香

    おはようございます。
    どのお花もすてきですが、いちばん上は200万円もするのですか、ビックリです。
    私は
    リンコレリオカトレア レベンクライス ‘ユキ ドリーミリィ’が
    華やかですきですね。動脈は綿失態の意表を突いた作品ですね。
    2020年02月18日 09:21
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    当日、プログラムが配布されますが、展示の見所やレイアウトは事前に公式HPでチェック出来ますから、見逃さないようにして出かけます。
    2020年02月18日 09:49
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    評価額を最後に書きましたが、先に目が行きましたか。買物上手な女性らしい視線ですね。
    2020年02月18日 09:54
  • 長さん

    秋月夕香さん、コメントありがとうございます。
    最初の3点は桁違いの評価額ですから、ビックリしますよね。
    リンコレリオカトレア レベンクライスは小さな花ですが、深紅の花が強烈に自己主張しています。
    綿失態→私たちの誤変換ですか?
    2020年02月18日 09:59
  • 無門

    こんにちは

    富貴蘭
    正に日本の伝統を
    感じさせる蘭ですね
    中々素人にはその
    価値が分かりませんが
    江戸の風情も感じます
    2020年02月18日 10:43
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    ランの世界で葉芸を楽しむなんていうのは、東洋ランにしかないですよね。
    2020年02月18日 11:28
  • はるる

    とても立派なものなんですね。
    お値段、拝見して驚きました。
    でもそれだけの価値はあると思います。
    フラワーアーティストの世界の二人の作品もすごいですね。
    それぞれ・・らしさを感じます。



    2020年02月18日 11:37
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    値段で価値を決めてはいけないのでしょうが、ランの評価方法の一端を勉強させてもらいました。
    假屋崎省吾さんと志穂美悦子さんにはそれぞれの世界があり、それが十分に表現されていました。
    2020年02月18日 12:44
  • 秋月夕香

    おはようございます。いつものことながら、誤変換です。
    いそぐときは超特急でわすれものをします。
    暇なのかいそがしいのか、慌て者なのか、そのすべてなのか。
    とにかくきっとそういう性格もあります。失礼いたしました。

    それから、PCが古くなると(12年くらいですか)最新式をかってもなんだか思うように動きません。特に文字はものすごくつかいづらくなってきました。このように感じ(本当は漢字)でもこういう風にでてきます。だから気は付けてはいても何度も修正しますが、この前のPCはそういう点はありませんでした。でも何とか機能しているのでまだしがみついています(笑)
    2020年02月19日 06:30
  • 長さん

    秋月夕香さん、コメントありがとうございます。
    せっかちさんなんですね。小説や詩を書かれるのですから、かな漢字変換には気をつけた方が良いですね。
    Windowsの漢字変換システムはIMEという方式ですが、ちょっと使いづらい面がありますね。私は、ATOKという市販のかな漢字変換システムをインストールしています。使っているうちに良く使う漢字が最初に候補として表示されますし、連文節の変換もスムーズです。
    2020年02月19日 09:57