「サンシャインシティー 世界のらん展2019」にて(8)
1月10日から14日まで開催された第58回全日本蘭協会洋らん展の特別展示の一つ「蘭の自生地を訪ねて」を紹介しています。今回はその後半、ミャンマーでの原種パフィオペディラムの様子(続き)と、コロンビアにおける原種カトレアの様子です。
写真パネルを撮ったので、一部に光の反射があります。説明は、田中氏(パフィオペディルム)または出川氏(カトレア)によります。
パフィオペディルム・パリシイ
Paphiopedilum parishii
シャン州の森林の、比較的湿度の高い樹上の日陰に着生しています。葉の長さが
50~70cmに及ぶ、非常に大きな株がありました。雨は雨期の始めに見られます。
パフィオペディルム・ワーディ
Paphiopedilum wardii
ミャンマー最北端のカチン州で発見されました。
標高1,200mの低温で湿度の高い、樹木の日陰に生育します。
ミャンマー・シャン州特有の野生蘭の生育環境
カトレア・トリアネ
C. trianae
苔むした大木に100バルブ近く着生し、見事に開花した C. trianae の写真です。
標高約800m、夜間の気温は18℃、日中は29℃と温暖な気候に自生しています。
カトレア・トリアネ・セガタ
苔むした大木に他の植物と混成しながら100バルブ以上が着生し、
見事に咲き誇る C. trianae fma. cegata の写真です。朝夕のアン
デスから沸き立つ霧に包まれ、常にほどよい湿度の中で育ちます。
C. trianae fma. cegata の開花写真です。
カトレア・トリアネ・コンカラー
探索の途中、ウィラ地区で発見した C. trianae fma. concolor の大株の写真です。
蘭の女王に相応しい姿を前にして、只々圧倒されるばかりであります。
この地域の C. toriamae は他の地域に比べて背丈が少しコンパクトで、
バルブもずんぐりと太っている種が多いのが特徴です。
1月10日撮影。
次回は、香りの蘭部門を紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
寿々木
mina
カトレアなどの自生。なかなか見れない物を
見せて頂き又、探索などされて凄いです
長さんの熱心さに感謝です
いつも有難うございますm(__)m
コスモス
苔むした大木にこんなにきれいに咲いているんですね。
貴重な写真を見せていただいて感謝です。
無門
東南アジアは
蘭の宝庫ですね
あの暑さが
蘭には良く似合う
イッシー
eko
苔むした大木にカトレアの100株もの花が見事に咲く姿は素晴らしいです。
river
信徳
こんなの見たらカトレアが益々好きになってしまいます。
この時期になると高雄では毎週土曜日曜に花市が開かれてランを中心に
売られています。日本とは違ってシンピジュームが育てるのが困難で
高い値段がついていました。コチョウランなどは安かったようです。
月奏曲
と思ったらこれ反射か(-_-;)
長さん
ランを栽培している人にとってはとても有効な企画だったと思います。それも、東南アジアのパフィオと南米のカトレアですから、参考になったという愛好家が多かったことでしょう。
長さん
1本の木に100株も咲いている光景に出くわしたら、ラン好きでなくても感動していまいますよね。
カトレア・トリアネはコロンビアの国花ですから、自生地は何らかの保護政策がとられているのではないでしょうか。
長さん
私は展示パネルとその説明版を撮ってきて転載しただけですから感謝される筋合いはないのですが、皆さんに紹介できることはうれしいことです。
長さん
ランが好きになると、その原種がどんな厳しいところに咲いているのかを知りたくなるものです。奇麗なランが大自然の中でたくさん咲いていたら、感激しますよね。
長さん
東南アジアと同じようにランの宝庫と言われるのが中米から南米にかけてです。熱帯地方に分布域が広いのは確かですが、標高が高い冷涼なところにも分布域を持つランMOAあります。
長さん
自生地までは現地ガイドを雇わないと到達できないでしょうね。それだけに、こんな光景に出会ったら感激しますよ。
長さん
あちこちのラン展に随分見学に行かせてもらっていますが、このような自生地で咲いている写真は初めて見ました。それだけ、行くのが大変なところなのでしょうね。
長さん
今回の自生地紹介は、愛好家が多くいるパフィオとカトレアが咲いているミャンマーとコロンビアですから、多くの方々が参考にされたと思います。今後、他の地域での生育環境が展示されると良いですね。
長さん
見てくれが悪いランより、こうした美しい原種ランが咲いている光景に出会ったら、わずか10数輪でも感激してしまいますよ。
台湾も新年早々がランのシーズンなんですね。やはり台湾の気候風土に合うランの人気が高いですか。
長さん
光沢写真をパネルにしたものですから、照明の光が反射してしまいます。従って、斜め上から撮っていますが、PLフィルターかなんかを持っていかないと全ての反射を押さえるのは困難です。斜めから撮ると、四角いものが台形になってしまうので、撮った写真を変形させています。
ロシアンブルー
自生地でひっそり咲いているランに出会いたいものです。
きっと涙が出るほど感激しそうです。
鉢物とは違って人の手が加わらない自然体のランは気高い姿かと思います。
長さん
私もヒマとお金があったら、現地まで行ってみてみたいですが、実際はそうも行きません。せめて、シンガポール植物園の中にある国立洋ラン園に行きたいという夢があります。
nobara
マーライオンしか記憶にないから、行った意味がないです。
保護されてる蘭園の中ならいいでしょうが
自生地の保護か多くの方に見て貰う?は相反しますね。
パネルなのに長さん、上手に撮られてますね。
いろいろ工夫なさっているんですね。
すーちん
森林に咲くランの大株
生き生きとして
ますねー
長さん
シンガポールのらん園にいらっしゃったことがおありですか。自生地の見学は無理でしょうから、私も行きたいと思っているところなんですよ。ところが、糖尿病になってしまったので、食事の問題が発生して、ツアー参加を見合わせているんです。
長さん
もし、ランの自生地を訪れることができたら、こんな光景に出会えるのですね。しかし、無理ですね。
はるる
育てている人には、なおさらそういう思いが強いですね。
ランも背景の自生地があればこそ、美しいのでしょう。
長さん
ランの花を自生地で見たくても容易なことでは行くことができません。それなのに、未だに奥地に入ってランの新種を探すハンターがいるのだそうです。
菜の花
因みに19日は高崎へ行く用事があったので高崎高島屋のらん展も見たのですが“見た”という程度です。
長さん
サンシャインシティの洋らん展にいらっしゃいましたか。広い会場に1200点以上というからかなりの作品数ですよね。各賞受賞花と気に入ったランを、名札と共に記録してきたので、480枚も写真を撮ってしまいました。翌11日は妻がランのアレンジメント教室に参加しました。
ブログでランの花ばかり続けていますので、皆さんに呆れられているでしょうね。
髙﨑のラン展も200点以上出展されたそうですから、なかなかの規模ですね。