AOJS秋の洋らん展2017にて(11) & 日本人のお名前(9)

 11月9日~12日に開催された、AOJS(全日本蘭協会)晴海トリトン秋の洋らん展2017で見たランの中から、ちょっと気になったランを紹介しています。今回は花の形の良い原種です。

胡蝶蘭の原種のひとつで、美しいです
Phal. bellina 'Kyo'
ファレノプシス ベリーナ ‘キョウ’(=ファレノプシス ビオラセア)
小川幸子氏
画像
ボルネオ島、スマトラ島、マレー半島に原生する着生種


花付きが良いミニカトレアです
C. cernua 'Angel'
カトレア セルヌア ‘エンジェル’
大和田潔氏
画像
中南米の海岸岩場やマングローブ~内陸山地林に着生する

 11月9日撮影。
 (つづく)


~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~


日本人のお名前(9)
 楯野、堂地、番上、怒木、軽海

 ウォーキング中に出会った珍しい名字について記録しています。ご興味がなければ、スルーしてください。

 「花」の文字を含む名字は、1文字の花さんから、3文字の名字(花之木さんなど多数)まで、読み方の違いも合わせると578種類があるそうです(「日本姓氏語源辞典」)による。四季折々に花が咲く日本ならではの多さですね。
 その中で変わり種は「花烏賊」さん。「日本姓氏語源辞典」では、山形県村山市。個人名。山形県村山市大槙では「花筏(ハナイカダ)」と称していた力士が好きだったことによる明治新姓と伝える。花筏はミズキ科の落葉低木。「筏のように流れる花びら」という意味もある。と紹介されています。

画像 楯野さんです。由来ははっきり分かりません。
 「名字由来net」:【読み】たての、【全国順位】28,238位、【全国人数】およそ120人。同名字は、千葉県、埼玉県、山梨県などにみられる。
 「日本姓氏語源辞典」:【人口】約110人、【順位】28,999位。山梨県、千葉県、大阪府。山口県下関市菊川町大字久野に江戸時代にあった。
 たてのと読む名字は、立野、館野、舘野、竪野、建野、館農、楯能などがあります。

画像 堂地さんです。地名由来ですが、道地から変化した可能性があります。
 「名字由来net」:【読み】どうち、【全国順位】14,163位、【全国人数】およそ410人。道地氏に関連するといわれる。鹿児島県に集中し、北海道などにもみられる。
 道地姓も珍しく、【全国順位】14,923位、【全国人数】およそ380人。青森県、岩手県、鹿児島県などにみられる。関連姓は道氏。和歌山県や北陸から山形県、秋田県など東北まで広がる大族、道君(安倍氏(祖先は第八代孝元天皇の孫)族)の子孫といわれる。語源は道や街道の地形に由来する。と記載されています。
 「日本姓氏語源辞典」:【人口】約500人、【順位】13,158位。鹿児島県。①鹿児島県鹿屋市大姶良町の小字の堂地ノ下から発祥。同地に江戸時代に門割制度の堂地門があった。②地形。堂のある土地から。鹿児島県鹿屋市串良町上小原、鹿児島県鹿屋市串良町細山田が本拠。※鹿児島県肝属郡東串良町川東に分布あり。同地に江戸時代に門割制度の堂地門があった可能性あり。

画像 番上さんです。この名字も超レア名字です。
 「名字由来net」:【読み】はがみ、ばんじょう、【全国順位】65,263位、【全国人数】およそ20人。同名字は、福井県、大阪府、広島県にみられる。
 「日本姓氏語源辞典」:【人口】約30人、【順位】ランク外。福井県、大阪府・広島県。番匠姓あり。
 番匠については、石川県、大阪府、兵庫県。①職業。木造の建築物を造る建設業者から。鹿児島県指宿市開聞仙田に江戸時代にあった門割制度の番匠門から。②兵庫県洲本市安乎町宮野原の小字の番匠から発祥。との記載あり。

画像 怒木さんです。恐い名前ですね。
 「名字由来net」:【読み】いかるぎ、【全国順位】30,850位、【全国人数】およそ100人。同名字は、群馬県、東京都、栃木県などにみられる。
 「日本姓氏語源辞典」:【人口】約120人、【順位】28,434位。群馬県、東京都。鵤木姓あり。
 鵤木(いかるぎ)については、群馬県太田市。善隣。栃木県足利市鵤木町発祥。室町時代から記録のある地名。群馬県太田市新田金井町に分布あり。※埼玉県行田市本丸が藩庁の忍藩医に江戸時代にあった。との記載あり。

画像 軽海さんです。ローマ字で読みが書かれていました。
 「名字由来net」:【読み】かるみ、【全国順位】32,401位、【全国人数】およそ90人。現石川県である加賀国能美郡軽海郷、現岐阜県である美濃が起源である。石川県小松市や茨城県にみられる。
 「日本姓氏語源辞典」:【人口】約120人、【順位】28,434位(怒木と同順位)。石川県小松市。石川県小松市軽海町発祥。平安時代から記録のある地名。地名はカルビとも発音した。※岐阜県本巣市軽海発祥。室町時代から記録のある地名。戦国時代にあった。

 (つづく)

出典など:
「名字由来net」(こちら) 日本人の名字(苗字)99%を掲載する。
「日本姓氏語源辞典」(こちら) 日本最大級の姓氏辞典サイト。110,027個の姓氏を解説。


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この記事へのコメント

  • shizuo

    長さん、こんばんは~!
    洋らんと聞くだけで…、綺麗!ゴージャス!そんなイメージが。
    事実どの花見てもイメージ通りですね。
    冒頭の「ファレノプシス ベリナ ‘キョウ」もステキですね~♪
    番上(はがみ、ばんじょう)さんはおよそ20人、
    怒木(いかるぎ)さんはおよそ100人…。
    本当に超レアですね~。
    クイズ女王の宮崎美子さんなら当てるかも!(^^♪。
    2017年11月30日 16:17
  • 乙女ヶ丘

    こんにちは
    胡蝶蘭の原種「ファレノプシスビオラセラ」
    この美しい原種から更に改良されて
    色んな胡蝶蘭が生まれたのですね。
    森岡浩氏の「人名・地名おもしろ雑学」
    とても有意義で面白いですね
    少しずつ覗いて行こうと思います。
    2017年11月30日 16:36
  • 寿々木

    ファレンポシスもミニカトレアも原種ですか、原種もいろいろあるんでしょうね。蘭の女王にまで生長変化するには長い道のりがあんたんでしょう。
    2017年11月30日 16:57
  • 無門

    こんにちは

    ボルネオ島スマトラ島
    どちらも蘭の宝庫ですね
    両島で仕事してきましたので
    思い出深いです
    2017年11月30日 17:03
  • river

    ファレノプシス ベリナ ‘キョウ’とカトレア セルヌア ‘エンジェル’はどちらも原種ですがしっかりと品種名が付いていますね。ベルナとビオラセアは異名同種ですね。セルヌアは2㎝ほどの小さな花ですが魅力的な花です。
    2017年11月30日 18:33
  • 長さん

    shizuoさん、コメントありがとうございます。
    洋ランと言ってもゴージャスじゃないものもたくさんあるのもランの魅力なんです。愛好家の中には変わったランを専門で集めている人もいますから。
    宮崎美子さん、先週の「日本人のおなまえっ!」で誰も読めない名字を当てていましたよ。確か青天目(なばため)さんじゃなかったかな。
    2017年11月30日 19:18
  • 長さん

    乙女ヶ丘さん、コメントありがとうございます。
    ファレノプシス・ビオラセアは原種でも美しいのに、人間というものはもっと美しいものは出来ないかと交配を繰り返すんですね。
    森岡さんの名字に関わる雑学、最近は栃木県益子の地名関連ですが、面白いでしょう。
    2017年11月30日 19:24
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    ランの原種は15,000種とも言われますから、その多さにびっくりします。勿論、この中には原種でも美しい品種がたくさんあります。
    2017年11月30日 19:27
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    ボルネオ島やスマトラ島でも仕事をされていたのですか。その頃ランに興味を持っていれば、原生している様子がご覧になれたでしょうね。
    2017年11月30日 19:28
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    ランは原種でも数が多いですから、発見された場所が異なると別の品種として登録されることがあるようですね。それが後に同じものだったと分かるので、2つも3つも別名があるランがありますね。
    カトレア・セルヌアの花径は1cm~3cmくらいらしいです。平均すれば2cmですね。
    2017年11月30日 19:33
  • 信徳

    原種らしい品の良さを持っているランですね。
    ランは交配、交配で豪華に綺麗さを追求していますが品の良さが感じられません。このような原種がボルネオの地で着生している姿を見たいものです。
    2017年11月30日 19:43
  • shuuter

    「kyo」胡蝶蘭の原種ですか。
    原種の蘭は興味があります。
    2017年11月30日 20:36
  • nobara

    ファレノプシス ベリナ ‘キョウ’
    クリーム色の縁どりがかわいらしいし
    リカステにも似ていますね。
    怒木さん、凄い名前ですね~~~
    なんて、コメントしていいかわかりません。
    2017年11月30日 20:50
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    これだけ美しい原種欄があるのですから、交配する必要は無いと思うのに、人間の欲って果てしないですね。でも、できの悪いのは淘汰されるでしょう。
    2017年11月30日 21:09
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ファレノプシスの原種、綺麗ですね。これは以外に育てやすいらしいですよ。
    2017年11月30日 21:18
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    ファレノプシス・ベリーナ、この美しさから人気がある原種だそうです。
    怒木と名乗ったご先祖さん、どんな思いからこんな名字にしたのでしょうね。
    2017年11月30日 21:22
  • 月奏曲

    ファレノプシス ベリーナ ‘キョウ’は優雅に羽ばたいてるような花姿が素敵ですね。

    2017年11月30日 21:33
  • 降魔成道

    品種改良するのがもったいないくらい美しい原種ですね。
    2017年11月30日 21:38
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    ファレノプシスの和名は胡蝶蘭です。その花の形がまるで蝶が舞っているようだからですから、びったりですね。
    2017年11月30日 22:22
  • 長さん

    降魔成道さん、コメントありがとうございます。
    ファレノプシス ベリーナはこれで十分綺麗ですよね。これを使ってもっと綺麗なものを作ろうとしている人がいるから怖いですね。
    2017年11月30日 22:29
  • なおさん

     ビオラセアというのは、スミレのような雰囲気の、というような意味合いでしょうか。確かにスミレのビオラのような雰囲気もあり、美しいですよね。

     ミニカトレアもさまざまなものがあり、集めるのも楽しいのでしょうね。
    2017年12月01日 05:29
  • うふふ

    どちらも可愛らしい蘭ですね。
    原種というと何故か小さな花を想像してしまいますが、どのくらいの大きさでしたか?
    番上さん…はがみさんとはなかなか読めませんね。
    2017年12月01日 05:40
  • イッシー

    このランも素敵ですねー!
    自分の名前の由来知りたくなってきました。
    調べてみよう~
    2017年12月01日 07:27
  • すーちん

    お早うございます
    表札余り見ませんが
    変った苗字の家結構
    有るんですね
    2017年12月01日 07:31
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ファレノプシス・ベリーナは綺麗な花ですよね、シノニムのビオラセアの名付けはビオラのようなという意味だと思いますが、ビオラ色のというような気もします。
    2017年12月01日 09:48
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    ファレノプシス・ベリーナは横幅5cm、縦長8cm程度で比較的大きな花です。一方のカトレア・セルヌアの花径は2.5cm程度だった記憶です。
    番上さん、普通に読んだらばんじょうですよね。
    2017年12月01日 09:52
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    ご自分の名字のルーツを知っておくことは必要ですね。何の役に立つかは分かりませんが…。
    2017年12月01日 09:54
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    ウォーキングしていて、珍しい名字を見たのは今年の4月です。それ以来、表札を意識的に見るようになりました。
    2017年12月01日 09:56
  • ジュン

    可愛い蘭んで
    ゴージャスな雰囲気です
    こちら気にしてますが
    変わった苗字になかなか
    お目にかかりません
    2017年12月01日 10:39
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    今は松葉杖が必要なので長くは歩けませんが、普段は1日1万歩を目標に歩いていました。距離にすれば6キロくらいでしょうか。それだけ多くのお宅の前を通るわけで、珍しい名字に出会う確率が高いのかもしれません。
    2017年12月01日 11:51
  • eko

    しばらくご無沙汰しました。
    らん展、駆け足で拝見しましたが、珍しい花がたくさんあり、奥が深いですね。今回のPhal. bellina 'Kyo'もほんと美しいです。
    珍しいお名前も様々あって面白いですね。
    「軽海」叔母が住んでいます。親しみがわきますね。
    2017年12月01日 12:13
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    お忙しかったようですね。お疲れ様でした。
    ランは本当にパラエティガあるので、見るだけでも楽しいです。
    軽海に叔母様がお住まいですか。石川県と岐阜県に同じ地名があって、それぞれに発祥の名字があったのですね。
    2017年12月01日 14:19

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