江戸東京博物館を見学…その2

 江戸東京博物館の常設展示を見学しています。廻った順なので、年代は前後しますが…。
 左下は通称「浅草十二階」の模型です。正確には「凌雲閣」と言い、明治23年、東京における高層建築物の先駆けとして建築されましたが、関東大震災で倒壊してしまいました。
 右下は、フォードA型4ドアセダンの「円タク」。大正元年に営業を開始したタクシーの多くがフォードだったそうです。当時、一日1円で貸し切りできたので「円タク」と呼ばれたという。
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 左下は、関東大震災後、渋谷猿江町に建っていた住宅のジオラマです。衛生状態も悪く、火事も起こりやすい建物だったので、鉄筋コンクリート造りのアパートが同潤会によって建てられました(右下)。同潤会アパートというと青山が有名でしたが、現在は安藤忠雄氏の設計による表参道ヒルズに変わっていますね。
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 太平洋戦争中の展示もありました。左下は、学童集団疎開の時に使用された行李カバンですが、私が卒業した渋谷区中幡小学校(当時は中幡国民学校)の先輩の物と知ってびっくり。右下は、昭和20年の東京大空襲で消失した区域です。私が戦後3歳頃に引っ越してきた辺りは5月25日の空襲で焼失した地域だったことが分かりました。
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 左下は、昭和23年ころの新宿駅東口(①)とその付近のジオラマです。駅舎のひさしの形は記憶にあります。②は高野フルーツパーラー、③は中村屋、④は新宿ストア、⑤は武蔵野館(映画館)、⑥はヤミ市、⑦は聚楽(現在はヨドバシカメラのあたり)です。
 右下は、1950年代後半の「三種の神器」(冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビ)です。どれも懐かしい形ですね。
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 左下は、明治5年、兜町に建てられた擬洋風建築で、翌年、渋沢栄一らが出資して設立された第一国立銀行の社屋となった建物です。写真の右奥に銀座のジオラマがありますが、これは次回にご紹介します。
 右下は、銀座(4丁目交差点・和光の辺り)に明治10年代に建てられた朝野新聞社の実物大模型です。
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 JALの東京支店がお茶の水にあった当時、ビルの窓から見下ろしていた「ニコライ堂」の模型です。明治24年に建てられたものですが、「東京ハリストス復活大聖堂」が正式名称であることを初めて知りました。1日数回、模型の手前が沈み込んで、内部が見えるようになります。
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 その3に続く。

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この記事へのコメント

  • Azky

    凌雲閣というのは聞いた事があるような・・・。 洒落たビルだったんですね。 大震災以来 再建はされなかったんですか?  震災、 といえば当時まだ2~3歳だった母が家の裏畑の空が真っ赤になってるのを見た記憶が残ってる、 とよく語ってました。 房総からも見えたんですねぇ。
    円タクの語源が分かりました! こんなタクシーだと正装して乗りたくなりますね ♪
    面白そうな博物館ですね~♪
    2010年07月23日 07:18
  • 信徳

    懐かしいジオラマ、三種の神器が並んで昔を思い出してくれます。町の旅館の白黒TVに群がってプロレスを観戦した事を思い出しています。
    2010年07月23日 07:26
  • ぽん太

    「エンタク」という言葉は知っていました。
    タクシーのことだということも、、でも今、意味が分かりました。
    こういう歴史的なものを見て時代の移り変わりに感慨を
    覚えますね。三種の神器といのも懐かしいです
    2010年07月23日 08:41
  • のほほ~ん

    長さん、おはようございます!
    毎日のブログ更新はすごいですね!継続は力なりでしょうか!!!
    当方の数年前にWifeと江戸東京博物館を訪ねました。
    文明開化の東京ゾーンがとても楽しかった思い出があります。あと、両国駅前の相撲風のレストランでの食事が
    印象に残っています。お住まいが松戸とのことで、Wifeの実家がそちらですので年に何回も行きます。
    当方の「月の夜は」をお聴きいただき、コメントをありがとうございます。ベース担当でハワイアンをやられていたとの事で、嬉しい話をお聞きしました。ぜひ、今度はこちらで長さんの歌をお聴きしたいです!
    ありがとうございました。
    2010年07月23日 08:41
  • shuuter

    博物館の写真を拝見いたしていますと 腹いっぱい 食事が食べられなかった 当時を思い出します。でも気持ちの上では せかせかした気分ではなっかと 思います。歳とると懐古型に なります。
    2010年07月23日 08:51
  • おとと

    おはようございます
    江戸博物館には何度か言っていますが此処に常設展には足を運んだことはないので行ってみたいですね
    戦後の下町風景などもあると聞いているので・・
    模型がリアルで素晴らしいそうですね
    2010年07月23日 09:08
  • OSAMI

    江戸東京博物館は一度見ただけですからブログを拝見しながら再度出かけて見ようと思っています。
    2010年07月23日 18:39
  • 長さん

    ★Azkyさん、こんばんは。
    浅草十二階は東京での高層ビルの走りですから、雲を凌ぐと名付けたんでしょうね。当時としては珍しいエレベーターも設置したそうですが、構造計算が悪く、1年で使えなくなったとか。関東大震災後はお金がかかりすぎると再建されませんでした。
    とにかく懐かしいものが一杯で、楽しい博物館でしたよ。
    2010年07月23日 18:55
  • 長さん

    ★信徳さん、こんばんは。
    我々には懐かしいものが一杯でした。そうそう、街頭TVや近所のお宅でプロレス中継をよく見せてもらいましたよね。
    2010年07月23日 18:57
  • 長さん

    ★ぽん太さん、こんばんは。
    やはり懐かしいものが並んでいますか。円タクなどという短縮語も、当時は“ハイカラ”だったんですね。
    2010年07月23日 19:00
  • 長さん

    ★のほほ~んさん、こんばんは。
    奥様は松戸出身でしたか。世の中狭いですね。
    ハワイアンをやっていたのは40年も昔の話で、今はすっかり忘れてしまいました。
    2010年07月23日 19:06
  • 長さん

    ★shuuterさん、こんばんは。
    我々の年代は皆そうですね。皆、貧乏でしたが、それはそれで楽しく暮らせていたような気がします。
    2010年07月23日 19:08
  • 長さん

    ★おととさん、こんばんは。
    江戸東京博物館は、懐古趣味のオジン・オバンだけでなく、結構若い人にも人気があるようです。模型やジオラマが好きならハマるかも知れません。
    2010年07月23日 19:10
  • 長さん

    ★OSAMIさん、こんばんは。
    一度ご覧になったことがおありですか。常設展も入れ替えがあるようですから、二度目でも見飽きることはないと思いますよ。
    2010年07月23日 19:11
  • ケン坊

    模型とはいいながらその場に居合せたような錯覚(言い過ぎ?)になりますね。円タクという言葉は知っていても乗ったことはありません。
    三種の神器は懐かしいですね。特に洗濯機は進化が激しかったような記憶が・・・。ハンドル回して絞ったことが懐かしいです。こういう歴史館というか博物館は、時がタイムスリップしてくれるので子供の頃に帰ってしまいます。懐かしいものありがとうございます。
    2010年07月23日 22:13
  • 長さん

    ★ケン坊さん、こんばんは。
    ここの模型やジオラマはかなり良く出来ており、当時を知っている人にとってはタイムスリップした世界になるでしょうね。円タクに乗ったことがある人は既に相当な高齢ですよ。でもその後タクシーの代名詞になったんですね。
    2010年07月23日 23:02
  • なおさん 

     常設展もいろいろご覧になりましたか。かつての生活を思い出させる懐かしい展示やら、もっと昔の様子が判り、興味深く、楽しいものがいろいろなようで、これは飽きませんねえ。
     機会があれば覗いてみたいものです。
    2010年07月24日 03:57
  • 長さん

    ★なおさん、おはようございます。
    兼ね兼ね行きたいと思っていたところなので、大変興味深かったですよ。帰宅後、フロア案内図を改めて見たら見残しがあったので、また行きたいと思います。
    2010年07月24日 07:28
  • 海遊

    実物大の当時の建物が館内にあるとは
    驚きですね。
    昔の建物は味わい深くて素敵ですね
    2010年07月25日 23:29
  • 長さん

    ★海遊さん、こんばんは。
    実物大と言っても表側だけで、内側は別の展示室になっていました。こういう昔の展示を見ると「浪漫」を感じます。
    2010年07月25日 23:51

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